ダイヤモンド(簡単な真贋)

第109回

こんにちはジュエリーニシオカのにしおかまさるです

本日はどなた様にもできる【ダイヤモンドの簡単な真贋】をお届けいたします。

 

私が40数年宝飾業で学んだ、知識と経験を基に、専門的な用語は用いず分かりやすくお届けいたします。

お客さまからお電話で、祖母の使用していたダイヤの指輪本物か偽物か見て欲しいとご依頼のお電話をいただきとてもありがたいこと思います。

本物・・・偽物100%とは申し上げられませんが本物偽物の判断ができます。

1)ダイヤに限らず使用されております加工地金の材料は?

 地金にダイヤ(カラット)の刻印の有無 刻印がない(偽物の疑い)

 大粒ダイヤを使用して(SILVER)の刻印・刻印がない(偽物の疑い)

 この二点は99%偽物と思われます。

2)タングステンにK18メッキ仕上

以上の商品はある程度試金石にて判明され、タングステンはネックレス、ブレスレットに多く見られます

3)ダイヤガードル部分が(ダイヤの角)丸みを帯びている(偽物)

4)拡大鏡で見て、傷もなく透明で内包物がない(偽物の疑い)

5)ダイヤの中に内包物がある(本物)

6)ダイヤに息を吹きかけますと、10秒ほど曇ります(偽物の疑い)

7)本物は、曇りますがすぐに元に戻ります。(本物)

8)白い紙の上にボールペンで横線を引き其上にダイヤのテーブル面を下にしますと本物は線が見えません、

 偽物は線が見えます。

9)ブラックライトお持ちでしたらダイヤにブラックライトを当ててください、青く反射いたしますと(本物)

これらのことである程度『ご自身』か『お手元の』ダイヤの真贋ができます。

  

 全てとまでは言いませんがかなりの確率であります

 

ダイヤモンドの査定は、必ず枠から外して査定をして下さい

 

『ダイヤモンドは枠から外さず査定』をして下さいと言われる方が多く見られますが

ダイヤモンドは枠から外して、初めて適正な査定ができ

『枠付きのダイヤモンド』は100%正確な査定は不可能であります。

 

何度も書きましたが、写メ・ライン査定はお客さまのためにはならない最悪の査定であることを今一度ご理解ください。

 

正確な査定とはどれだけ多くのダイヤモンドを見て、経験を積んできたかそこに全てがかかっております。

 

皆さんも、焦ることなく正確な適正な査定をしてくれる業者を探してください。

さいごまでおよみいただきましてありがとうございました。

にしおか まさる