第147回

毎日会社には8時には入ります。

自分たちのフロアー掃除、朝の雑用を済ませ

8時30分から朝礼ですが、この朝礼が長引きますと立ち合いに間に合わず

 

東穀に8時50分~55分までに入りますので朝礼を途中で抜けだし

9時00分の前場一節に間に合わせ、立ち合い前の5分位で

北海道十勝地方、帯広地方の天候&シカゴ先物の大豆終値を場電にて会社に連絡、

これは東穀の高台の各地相場表の別のところに記載されております。

 

今でこそ、北海道は気温35℃もありますが

当時は暖かくても夏場気温でも25℃でした。

 

8月には霜が降りたと発表されますと2日間はストップ高も珍しくもなく商いは買い一色で売りはほとんど市場には出ません。

 

ここで会社からわずか10枚ほどの売りがありこれを見た各会社の場立ちはいっせいに私を取り囲み売って

欲しいときますが私はこの時は売りません。

 

今でいう忖度をして相手を見て立合い終了後に忖度した相手2~3社に分けます。

 

明日上がるとある程度わかっている事ですが

しかし相場には100%はありません

 

 

このストップ高は意外と商いが薄く時間も早く終わりますので糖取・ゴム取に行く事が出来ます。

 

ストップ高からストップ安は商いが多く時間の延長が頻繁にあり北海道、大阪、名古屋が終わって東穀の立ち合いが始まることがあります。

 

実は、この遅延が場立ちにとりまして大きな利益を得る事が出来るのです。

 

【例えば』東穀ではまだ後場2節の商い手口を高台と付け合わせている最中に、

北海道、大阪・名古屋でストップ高が外れ1,000-程安くなっておりましたなら必ず東穀の大引けも安くなります。

 

ここで手張りをする場立ちは、どこからかの店から買い物を探します。

本来は次の大引けは安いと分かっているにも関わらず買う人はおりません。

 

場立ち同士で、ここは融通をして貸を作ります。

 

融通した方が損金が発生、受けた方は利益が生じます。

 

この大引けで、利益一枚当たり40,000-出すより明日の値下がりを待ちさらに利益を加算させる人が多いです

 

後日この利益を受けた場立ちは必ず恩返しをしてくれます。

これが場立ち同士の玉の貸し借りでもあり、必ず玉で返すこともなく仕手情報も聞きますと何気なく教えてくれます。

 

このような場面はTVの赤いダイヤではなかったと思います。

 

さいごまでおよみいただきましてありがとうございました。

 

にしおかまさる