第149回

社内での相対売買にも限度があります。

例『会社内でのお客さまからの注文が800枚の売りに対して買い注文は300枚』

すなわち 売り800-買い300=500

500枚の買い注文が少ない事になり、これらの500枚の不足分は取引所内で70社近い会社から

場立ちが買うことで商いが成立し始めてお客さまに商いの成立を伝えることができます。

 

しかし、当時の商品先物取引の会社は一般大衆のお客さまの売買は社内でのお客様同士で相対売買の結果不足玉

⦅買い注文の不足が500枚であり450枚は会社が買い、残り50枚を取引所にて買います⦆

 

この450枚を自己玉と言い(会社が不足分買ったということであります)

 

自己玉制限がありませんので不足に対しては会社が自己玉で補います。

 

その後お役所(農林省・通産省)から自己玉お客さまの割合の10%制限の規制が出ます。

 

70社近くある会社でこの様に取引所での売買をコントロールする会社は常に『東穀売買高』でもベスト10に必ず入ります。

私が在籍した会社もこの中の一社でした。

 

70社の中でも大きく分けて

1)一般大衆のお客さまが多い会社

2)玄人筋が多く入る会社

 このうちの数社にはよく仕手筋が入ります

 仕手戦終了間際には仕手はとても派手な動きを見せ、他の玄人筋はこの仕手に合わせすでに売買を行っており

 終盤ではもう乗り遅れであります。

 

 仕手に合わせての売買を相場用語で提灯と呼び、また提灯行列が始まったなどと言っており

 また場立ちも提灯行列に加わる人も多く私の知る限り15人はおりました。

 私の一番最初の負け相場は負けて当然でした

 

3)現物の取引を目的にしている会社(このような会社は手堅く利を生んでおりました)

4)東穀の会員で個人で相場をされる方

 

自己玉制限のお陰で取引所での売買が増え、補助員から私に200枚の買い注文が入りますと私の会社は(1)に入り

(2)と(3)の会社からアッと言う間に売りをかぶせられ、特に(2)が多く

(1)の会社は(2)(3)の格好の餌食です。

 

(2)の会社の場立ちが売買を間違えたとき(1)の会社に、売りが足りなかったので(1)に買って欲しいと頼まれることもあり

 

このような時には出来るだけ貸をつくり買って上げます。

何度かこの様なことがあり

 

後に必ず大きく貸を返してくれますので後日会社にとっても損ではありません

 

稀に仕手情報を教えてくれ、持ちつ持たれつの関係です。

☆今後ブログでは(1)(2)(3)(4)と書いてまいります。

 

さいごまでおよみいただきましてありがとうございました。

 

にしおかまさる