第159回

支店に初めて入った仕手グループの存在は、常務から社長に報告され

当然それからこの方の建玉が注目され今後のこの方の商いに対しての自己玉の扱いは全て私に一任下され

 

社長も営業出身であり場のことは⦅取引所⦆での売買は一切任せてくれました。

 

取引所で売買をしたなら、お客様のその限月の合計売買と取引所での売買を基に申告いたします

この申告を⦅ばいかい⦆と言い⦅売買とばいかい⦆は二種類の使い方があります。

 

お客様の売りと買いの注文合計が(売り200枚-買い100枚)この場合は100枚の買いが足りませんので本来は取引所で100枚の売りを行い

申告は【200ヤリ-100買い】と申告いたします。(売りの事はヤリとも言います)

 

しかし取引所で全く商いをしておりませんので100枚の買いがなければなりません。

ここで発生するのが自己玉です。

 

お客様のオーバーした売り100枚に対して会社が100枚買います(この買い100枚が自己玉と言います)

 

一般のお客様とは違い、この方は仕手筋グループの一員であります。

この方が買うと言うことは将来高いと予測せねばなりません。

 

この方の買いに対してやたら自己玉で迎えませんので取引所で買うか、自己玉で売り向かうか判断いたします。

この様な時にはお客様の立合い中の注文を見てとっさの判断をもって決めます。

 

これは東穀場立ちでは経験できない仕事でした

 

何故なら『自己玉=会社玉』です

自己玉が損をすることは会社が損をすることであります

全て常識の範囲内で判断いたします。

 

取引所で商いをすることで取引所は夕方4時30分ころ名古屋穀物商品取引所の仲買店の全ての会社の売り買いの差引建玉を公表し

会社は取引所の支払いはできるだけしたくありません。

 

第151回のブログを参照ください

 

取引所にて買いの残玉が多く明日相場が高ければそれにおおじた金額が取引所から場勘定と言って入り、逆であれば取引所に支払います。

 

今回の158回のブログは、自己玉とは何かであり何のための自己玉であるかであります。

 

一般のお客様の大きな注文にも対して全て自己玉で対処致しません。

(立合い中に頂くお客様の注文も取引所で行うか、または自己玉での対応か即決致します)

 

さいごまでおよみいただきましてありがとうございました。

 

にしおかまさる