弘法大師と東寺ー2

第70回

こんにちはジュエリーニシオカのにしおかまさるです

東寺・・・講堂・・・立体曼陀羅(21体仏像)

曼陀羅は金剛界曼陀羅と胎蔵界曼荼羅両方合わせて両界曼陀羅と言います。東寺の講堂内一杯に立体曼陀羅が配置されこれだけの仏像を一度に見ることはなかなか出来ません。

空海は804年(30歳)密教を学ぶため唐に渡り、わずか2年で恵果もとで密教を(唐の青龍寺)恵果を生涯の師匠として尊敬したと言われております。

空海は帰国時に両界曼陀羅図を持ち帰り この図をもとに立体曼陀羅を作ったのではないのでしょうか?【密教とは言葉では教えることができず、絵で教えなさいと教えお受けたとも言います】

密教は、大日如来が全ての仏の中で最高位で有り、人・草木・動物鳥類に至るまで、宇宙にある物は全てが仏であるということだそうです。

そこまでを理解することは私にはとても無理でしょう!

 

講堂に着いた時には時間も遅くうすぐらい講堂が一層暗く感じ、とにかく見ようとする意志が強いのか、写真、映像などで見ていたこともあり大日如来さま・不動明王さま(他の19体の仏像も)実物の方が少し埃がかかっているのか?

写真、映像は照明を使っての撮影ですから当然違って当たり前かもしれません。

しかし、存在感は全く別です。講堂の中は大日如来坐像を中心に日本最古と言われております不動明王さま威厳があるという言葉はここからでたのかとも思うくらいです。

不動明王さまは他の寺院と比べてもお顔は違った感じがあります。(空海自らノミを入れたとも書いた本もあります)しかし確かに仏像一体創り出すにもある程度の年月はかかります。

弘法大師(空海)没835年といわれこの不動明王さまはは839年に造られたとあります。アレッと思いますが、これだけの不動明王さまは5年10年かかって造られたとしてもおかしくありません。

夢を壊すことは止めて素直に受け止めた方がロマンがあって良いと思います。839年立体曼陀羅の開眼供養。

 

講堂の中は、(幅26m・ 奥行7m)【如来ゾーン・菩薩ゾーン・明王ゾーン・天部ゾーン】四つのゾーンの中に21体の仏像が立体曼陀羅として配置されております。

続きは次回にお届けいたします

さいごまでおよみいただきましてありがとうございました

にしおかまさる

 

 

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