ダイヤモンド鑑定書
第104回
こんにちはジュエリーニシオカのにしおかまさるです
お客さまから、鑑定書の内容はなぜ変わるのですか? この様なお電話又ご来店の時に聞かれたことが何回かありました。
101回で(全宝協)のかさ上げ鑑定についてお届けいたしましたが、正直に言いまして40年程前から他の鑑定機関にもありました。
すでに廃業しているところもあります。
ダイヤモンドはカラー・クラリティは極端に申しますと
(例)HカラーをGカラーに・・・見方によってGカラーでも良い
VS-2をVS-1に・・・見方によってVS-1でも良い
この行為は決して違法な行為ではないと思います。当時は各ラボラトリーによって鑑定にばらつきが生じたことも事実であります。
2006年GIAの評価基準にAGL(宝石鑑別団体協議会)日本も統一されました。
にもかかわらず(全宝協)がこのことを無視して宝飾店からの依頼でかさ上げ鑑定をして問題となります。
世界ではGIA、日本ではCGL(中央宝石研究所)の鑑定書が多く日本ではこの機関が一番多くで回っており、GIA基準と比較してもダイヤの評価も信憑性があります。
(AGTも信憑性は同じであります)
日本にはCGL(中央宝石研究所)AGT(ジェムラボラトリー)そしてGIA(米国宝石学会)を三鑑定機関と呼んでおります。
国内では、CGL(中央宝石研究所)が圧倒的に多く高く,AGT(ジェムラボラトリー)GIA(米国宝石学会)のいずれかの発行であれば同じ評価されております。
注意して欲しい事は、ルースの状態で未使用のダイヤで10年前迄、
デザインされ使用されているものは3年位前ですと再鑑定を行っているところが多いです。
さいごまでおよみいただきましてありがとうございました
にしおか まさる