小売り店舗が発行された鑑定書・鑑別書・保証書

Last Updated on 2020年10月11日

第106回

こんにちはジュエリーニシオカのにしおかまさるです

お客さまの中にはご購入先の発行した鑑定書・鑑別書・保証書いずれかををお持ちの方がいらっしゃると思います。

 

これら全て、全く無効と言うわけでは有りませんが、これが大手の百貨店が発行するもであっても買取では参考にいたしますと言う程度のものであります

 

鑑別書には天然ダイヤモンドであると認めるとの文言があります。

鑑別書には4C、その他の必要事項が全く記載されておりません。

ダイヤモンドが天然のものである、ダイヤモンドの大きさを記載されカラー、クラリティ、カット等は記載されておりません。

 

保証書なるものは、ダイヤモンドで間違いありませんと言うだけの記載で鑑別所と全く同じであります。

保証書の多くは販売店が独自に発行したものであり査定には影響ありません。

 

自社発行の鑑定書で最も有名なのが、ココ山岡・&ジュエリー・マキであります。

ココ山岡の鑑定書何枚か見て買取もいたしました。

ココ山岡は1967年に創立してその後ダイヤモンドを5年後には購入金額で買い戻す条件の5年後商法を生み出しこれがあだとなり2007年に倒産いたします。

 

当店のお客さまのお知り合いの方がココ山岡のダイヤを下取りして買い換えたいとの相談を受け、下取りをすることなくココ山岡では購入額満額で買い戻しますと明言しておりますから領収書全てお持ちになり返金して頂いたらとご提案致しました。

私が見た限り、ココ山岡の鑑定書は他の鑑定機関とでは大きくかけ離れており、お客さまは後日全額返金して頂いたとおっしゃり、ダイヤを買い換えていただき、車購入の頭金が出来たと喜んでおりました。

 

何か勝算があって5年買い戻し商法を始めたのでしょうが常識では考えられませんでした。

 

ジュエリー・マキの鑑定書も、ココ山岡と同様に他の鑑定機関と大きくかけ離れておりました。

ジュエリー・マキ独自の独特の鑑定書でありその内容も常識から逸脱しておりました。

 

鑑定書と言っても自社発行では、当然甘く鑑定されるのが当たり前のことであり、今でもジュエリー・マキの鑑定書付きダイヤモンドを査定致しますが、なぜこのような4Cが表記されるのか分かりません。

 

ジェリー・マキのダイヤ、色石等は安価な買取になっております。

ジュエリー・マキの商品全てに同社独自の刻印があります。

 

上記のような鑑定書は参考程度・鑑別書&保証書・は何の意味もありません。

さいごまでおよみいただきましてありがとうございました

にしおかまさる