北海道と私-春
第79回
こんにちはジュエリーニシオカのにしおかまさるです
小学生の思い出
長い、半年にも及ぶ冬が終わり、春になると遊びもスキー・スケートから変わってきます。
周りは山が多く山間の谷間に友達と5人くらいでバケツを持ちザリガニをとりに行きます。各自自分のバケツに半分以上にもなります。
ザリガニをとってそれをどうするという事もなく、家に持ち帰り母親に見つからないように隠し見つかりそうになると川に放してあげます。
子供ですから山菜などには全く興味もなく、ただ福寿草は良く目にし、今思えば、ワラビ、ぜんまい、ふき、野草などたくさんありました。
雪の中の生活から草木が見える遊びに変わります。
この時期になりますと歌の歌詞と同じようにつくしがそこら中に顔を出します。つくしのことをつくしんぼうと言っておりました。
しかしこの時期は危険なこともあります。冬眠から覚めた熊、蛇が出るようになります。蛇は毒性の種類は周りでは見かけません、熊は見たことがなく、なき声が聞こえると全員で逃げます。
熊は春から秋の冬眠の時期までなき声だけは何度も聞いたことがあり周りは山で囲まれ熊は多いと思います。
いつも両親からは春と秋の熊に気をつけるようにいわれておりました、しかし子供のする事です 隠れて遊びに行きます。
遊ぶことに夢中ですから家から徒歩で8km位のところまでドジョウをとりに行くのですから、またドジョウをとっても家に持ち帰り隣のお家の鶏の餌に上げます。
隣はたくさんの鶏を飼っておりますのでドジョウを上げると大喜びで卵がいただけました。
私の家でも、数羽鶏は飼っておりましたが、私の家の鶏では食べきれません。ドジョウが又よく捕れました。山の上流迄行きますので5人くらいで週に一度くらい行きます。
昆虫を捕る網を各人が持って上流ですから川幅が狭く 網を5つも仕掛けますとドジョウの大漁です。一人でバケツ一杯以上になり、入り切れない分は木の小枝に刺して持ち帰りました。
たも釣りもあり、たくさんミミズを縫い針で糸に通し、直径5cmくらいの塊を数個作り釣り針りは使いません。
これで大きな口のカジカを釣るのが楽しくドジョウからカジカ釣りに変わりました。入れ食いですからたまりません。大きいので25cmくらいあります 。
一度台風のあとに行ったのですがさすがに怖くなりその日は止めて帰り今考えますとずいぶんと無謀な遊び事をしたと思います。
さいごまでおよみいただきましてありがとうございました
にしおか まさる