仏閣・仏像そのー3(中尊寺)

Last Updated on 2019年3月13日

第31回

こんにちはジュエリーニシオカのにしおかまさるです

今回も引き続き中尊寺にふれていきたいと思います。

中尊寺金色堂の続きでありますが、中尊寺金色堂を語るにはどうしても藤原清衡を書かなければなりません。仏閣・仏像ではなく人物ではないかとお叱りを受けそうですがどうぞご容赦ください。

仏像には必ず依頼者と制作仏師がおります。制作者が分かる時には紹介したいと思います。

第30回で、日本各地には多くの阿弥陀如来像が見受けられますと書きました。

以下の話は、お寺のご住職さんから聞いた話であります。

時の権力者は、自分の死後の世界におびえ仏師に阿弥陀如来像を造っていただき、自分の死に際に阿弥陀如来さまの手にひもを結び、そのひもの片方を自分の手に結び、結んだことで一体となり南無阿弥陀仏を唱え(西方浄土)極楽浄土を目指したといいます

自分の現生での行いにおびえ多くの権力者は、阿弥陀如来像を仏師に造らせたとお聞きいたしました。南無阿弥陀仏を唱えますと極楽浄土に行けるという教えであります。

阿弥陀如来さまの南無阿弥陀仏を唱えることで西方浄土にある極楽浄土という仏国土に行く事が出来、各武将は西方浄土を望んだのでしょうね。薬師如来さまは東方にあると言われます。

阿弥陀如来さまには南無阿弥陀仏を唱えます、生前権力者は多くの人命を奪い、多くの民、百姓を泣かせ、他の領地迄奪い合い、自分の死に際には権力者は阿弥陀如来さまとひもで結び極楽浄土と願う、ここに人のサガが見えます。

(領主は領地を守る、守らなければ奪い取られる、これはすでに飛鳥時代から時代は変わっても現代にいたるまで続いているのです)

自分の領地が大きくなるその裏側には必ず幼い子供の命が、多くの人が亡くなり、泣いているのです。  いつの世も権力者は同じであります。

買取業務も一緒、悪質な買取でうるおうのであればその裏で多くのお客さまが泣いていることを決して忘れてはいけません!

 

中尊寺金色堂は【金色堂】だけが国宝の一番最初の認定を受けました。

同じような例で京都府宇治市にあります平等院鳳凰堂も同じで鳳凰堂だけが国宝に認定されます。

1968年に昭和の大改装が行われそのとき、五分の一の金色堂が模型が国宝金色堂のさらに上の方にあったと思われます。方位はご確認して下さい。

日本には多種多様な仏像があります、しかしすべての仏像には解りやすく言いますと、仏像が担っているお役目が違います。飛鳥時代、平安時代、鎌倉時代、各時代の仏像を拝見させていただきますと造り方、お顔全てが変わってきております。

時代を考慮して拝観してみますと、五木寛之さんが訪れた100寺巡礼とても楽しく、自分も行きたくなります。私は100寺まではいけませんでしたが東北はほとんど参詣し、京都、も少し訪れました。

必ず行きたい寺院は奈良県吉野にあります【金峯山寺】20年来思い焦がれております、蔵王堂にあります三体の蔵王権現立像、憤怒のお顔、全体のバランス何をとりましても最高と思われます。

最後までお読みいただきましてありがとうございました

にしおかまさる