仏像から改めて学んだことー2
第58回
こんにちはジュエリーニシオカのにしおかまさるです
本日は前回の続きをお届けいたします。
(中宮寺・弥勒菩薩半跏像)(広隆寺・弥勒菩薩半跏像)このような優しいお顔立ちの菩薩さま、(法隆寺・救世観音菩薩立像)目鼻立ちのしっかりした菩薩さま、とつぜん(金峯山寺・蔵王権現立像)を本で見たときには只々 すごい !
のちに、 興福寺 【阿修羅像 像高 153.4cm 国宝 奈良時代】仏像写真集で見たときには・・・今迄とは違う・・・
何と言って表現していいのか、一番の特徴は三面六臂(さんめんろっぴ)真正面の悲しいお顔、とても切ない目、写真で見たときと、十数年後上野国立博物館で礼拝(らいはい)した時と阿修羅像は全く変わっておりませんでした。
全て違う三面のお顔、か細い六本の腕、この体の一体どこからこれだけの多くの方をひきつける魅力、私は自分なりに三面のお顔の眼にあると思いました。
正面のお顔 悲しみと切なさの中 とても整った綺麗なお顔であります。
仏像は(白水阿弥陀)のご本尊阿弥陀如来坐像を例にとりまして、5回程礼拝(らいはい)いたしました。
その都度表情が変わって見えこれは私の今の心の中を仏様が写して下さると思い、今日はこの様に見えたのであればここをきをつけようと思いますが、阿修羅像はいつも同じ様でしたが最近は 切なさの中にも表情が生き生きとした少女に見えるようになりました。
中宮寺弥勒菩薩半跏像・広隆寺弥勒菩薩半跏像の二仏像・法隆寺救世観音菩薩立像・蔵王権現立像と阿修羅像、全く違う仏像でありますが・・・私にとってはこの五仏像はすごい・・・
この当時は、TVでも雑誌でも寺院・仏像・100寺巡礼・四国八十八か所巡礼・数多くの本が発行されており、私も多くの本の収集し仏閣・仏像に興味を持ち、中尊寺からスタート致しました。
寺院に行って分かったことは、同じ如来さま・同じ菩薩さま・同じ明王さま、全て時代と仏師によって違う事も知ることができました。だから楽しいのです。
仏像は見方によって、心の中を写しだし怖くもあり、優しさと、愛を教えて頂きました。
さいごまでおよみいただきましてありがとうございました
にしおかまさる