仏閣・仏像そのー15(黒石寺)

Last Updated on 2019年3月15日

第43回

こんにちはジュエリーニシオカのにしおかまさるです

今日は岩手県水沢に戻り黒石寺をお届けいたします。

2007年4月26日に訪れました落ち着いた寺院であり妙見寺黒石寺(こくせきじ)の黒い立て看板というのでしょうか、その周りには6個の大きな石に文字が彫られておりますが私の写した写真では解読できません。一つには金華と思われる文字が彫られおります。

729年行基により創建される。妙見寺黒石寺という名は慈覚大師円仁さんの命名(当時は東光山薬師寺)兵火により焼失、807年坂上田村麻呂再興、当時は48の伽藍があったそうで、48の伽藍はそうありません。

寺院の東後方裏山大師山は慈覚大師円仁が山頂岩屋にて瞑想したと言われているそうです。

本堂に行くまでには結構な階段を登り(約50段位)本堂につきます。本堂正面の間口には太い梁がかけられ、間口9メートル、奥行9メートルその間口の梁には右から薬師如来の白い字で書かれた扁額がかけられ黒石寺とその扁額がとても印象的であったのを覚えております。

ご本尊  薬師如来坐像  以前は33年に一度のご開帳で有ったそうです  重要文化財 【三宝殿】に安置(平安時代初期桂材の一木造りで像高さ126cm)薬師如来さまの螺髪(らほつ)が高く盛り上がっているのが特徴です。          

 【三宝殿】伝慈覚大師坐像(桂材一木造り)像高67cm  重要文化財

黒石寺の奥様に伺いましたところ、台座と背後の光背(こうはい)は江戸時代の火災で焼け、光背(こうはい)の7体の化仏(けぶつ)は862年のものがそのままの状態だそうです。

本堂にの須弥壇には日光菩薩さま・月光菩薩さま

四方には四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天・平安時代初期)四体いずれも邪鬼を踏み邪鬼までいれて2mと伺い、四天王も一本造りだそうです。

奥には(十二神将・平安時代末期)が並んでおります。

東北地方でもこれだけの薬師如来さま・日光菩薩さま・月光菩薩さま・四天王・十二神将と揃っているのは大変珍しいそうです。

 

黒石寺で正月7日から蘇民祭が行われており、下帯の男衆が五穀豊穣と厄払いのの祈願の祭りが7日22時から翌日明け方まで行われておりTVでも放映されておりました。

ご協力いただきました奥様には心からお礼を申し上げます。

さいごまでおよみいただきましてありがとうございました

にしおかまさる