仏閣・仏像そのー14(本山慈恩寺)-3

Last Updated on 2019年3月15日

第42回

こんにちはジュエリーニシオカのにしおかまさるです

本山慈恩寺最終回をお届けいたします。

本堂を正面に見て右に阿弥陀堂 (宝冠阿弥陀如来・釈迦如来)が安置されております。以前は阿弥陀如来さまと思われておりました、しかし今では阿弥陀如来さまではなく釈迦如来像として安置されております。

私が訪れたときには(2006年5.13)すでに釈迦如来さまと書かれておりました。

お釈迦様、如来さま、菩薩さま頭髪は螺髪(らほつ)と言いまして髪の毛一本一本カールされ、巻貝のようになっております。昔インドの階級の高い方の髪形に由来していると本で読んだことがあります。

螺髪(らほつ)は悟りの開いた仏さまに出てくる特徴の一つであり常人とは違う人間を超えた存在を出す特徴だそうです。(悟れる人、目覚めた人)を仏陀というそうです。

本堂の北側には不動堂(不動明王立像)が安置されております。

本堂には  内陣には秘仏 (弥勒菩薩さま・鎌倉時代の作像高98.7cm,寄木造り) 内陣内には宮殿(騎獅文殊菩薩さま・平安時代の作) 寺院の方によりますと秘仏でもいつご開帳とは定めてはいないそうです。 

      秘仏をお守りします脇侍(多聞天・持国天)が配置されております

      以前は聖観音菩薩と阿弥陀如来立像が多聞天・持国天・と共に脇侍として有りましたが現在では本堂内、西の方位に安置されていると伺いました。

   婆羅門僧正像(本山慈恩寺開山)

木像聖徳太子立像  鎌倉時代(1314年頃の作と言われております)像高95cm

      S56年(1981年)像内から、妙法蓮華経8巻(血書経) 妙法蓮華経序品1巻(木版)月光堂宝印1枚 浄土説明図1枚(木版)  灯心1束が発見されました。

寺院の方にお聞きいたしましたところ、本山慈恩寺には約70体ほどのご仏像が安置されているそうです。川で拾い上げたご仏像も何体かあるそうで第37回で書きました、これは1867年神仏分離令によって破棄されたご仏像だそうです。

  ご協力いただきました寺院の方々に心から感謝致します。

さいごまでおよみいただきましてありがとうございました

     にしおかまさる