色石には 何故買取価格がないのか-1

第86回

こんにちはジュエリーニシオカのにしおかまさるです

前回では、色石の買取額が安価かもしくはゼロと言うことを書きました

買取店ご都合主義のリスクの回避・買取相場なるものがないという事です

 

色石の買取には意外とモース硬度と関係があり、この硬度が高い方が希少価値として見られます。

ではどのくらいからと言いますと一般的にモース硬度7以上と言われております。

7以上であるなら全てが希少価値かと言いますと

モース硬度10(ダイヤモンド)物質の中で一番硬い

モース硬度9 (サファイヤ・ルビー)ダイヤモンド以外に傷をつける事が出来る

モース硬度8.5(キャッツアイ・アレキサンドライト)やすりで傷がつかないと言われてます

モース硬度8(トパーズ・スピネル)

モース硬度7.5(エメラルド・ガーネット・アクアマリン)

モース硬度7⦅水晶・トルマリン・翡翠)やすりでわずかの傷がつくと言われる

 

モース硬度7以上全てが希少価値かと言いますとそうでないことは想像できると思います。(ガーネット・アクアマリン・トパーズ・水晶・トルマリン・スピネル)

 

しかし、パライバトルマリンは大きさと色によって変わりますがパライバの判別は経験が非常に大きな要素であります。

鑑別書でパライバトルマリンと有っても再度鑑別いたしますと違うことはよくあることであり

同じようにパパラチヤサファイヤと記載されても今は大半がオレンジサファイヤ・ピンクサファイヤに変わります。

スピネル(赤・オレンジ・ピンク・1ct以上)良質のものであること

 

20年以上経過の鑑別書では再鑑別いたします。

100回と101回をお楽しみに、買取の仕組みが良く分かります

この続きは次回にお届けいたします。

さいごまでおよみいただきましてありがとうございました

にしおかまさる