モアッサナイトとLDH

第108回

こんにちはジュエリーニシオカのにしおかまさるです

以前、ダイヤモンドの中でも、モアッサナイト、HDH(レーザードリルホール)についてふれたことがあります。

私の個人的な意見ですが、両方ともご自分で納得の上でお買い求めたのであれば全く問題もなく大きくてきれいなものと思います。

モアッサナイト

 

出回ったころは、ダイヤモンドテスターでダイヤとモアッサナイトの違いが見分けることができないほど難しいとされ、質屋さん、買取店が、苦慮したと言われております。

しかし今日ではテスターで簡単にモアッサナイトは判別できるようになりました。

モアッサナイトはダイヤモンドに非常によく似た輝きかたをしておりモアッサナイトは炭化ケイ素で出来ておりダイヤモンドは炭素で出来ております。

最近は、天然のモアッサナイトはあまり見かけなくなりその多くは人工石であります。

 

モアッサナイト 屈折率 2.65~2.69  光の分散0.104  モース硬度9.5

ダイヤモンド  屈折率 2.42     光の分散0.044  モース硬度10

以上のことを見てダイヤモンド以上のうつくしい虹色の輝きはダイヤモンドより優れており、この輝きがダイヤモンドとモアッサナイトの違いの判別する要素にもなります。

 

プロでも騙されたモアッサナイト、ご自身がモアッサナイトと知り身に着けていたのであればこれほど光輝いた人工石はないかもしれません。

ダイヤモンドと違って親油性が少なくいつまでも綺麗で、モース硬度もあり、米国では非常に人気のあるモアッサナイトであります。

 

天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドの違いはブログ第24回をご覧いただけたらと思います。

 

LDH

ダイヤモンド特有の内包物だれが見ても綺麗とは思いません。

多少の内包物なら肉眼で見えず、大きな黒点の内包物ならない方が方が良いと思うときさえもあります。

この内包物の消す作業をLDH

分かりやすく言いますと、黒い内包物をレーザー処理によって消すことで綺麗なダイヤに変身いたします。

このダイヤもご自分が納得されて、LDH処理の価格(同クラスのグレードより安価)で購入されたのであれば申し分ありません。

 

ダイヤの価格が安価と思われた時には(LDH・蛍光性)をお店に購入時にお尋ねください。

さいごまでおよみいただきましてありがとうございました

にしおか まさる