人生どん底、その時はどうしたらそこ(ここ)から抜けだすか。
第452回
いつもお読みただきましてありがとうございます。
人は生きて行くうえには大切なものがあります。
「衣・食・住・」生きるためには必要なものであります。
これを全て失っては、どの様に生きて行くのでしょうか。
災害で失うものには時には命さえも。
破産などで失うものは、お金・住宅。
仏教では、どのような現象も全て突き詰めていきますと、因果の道理から、なりたっているとお釈迦さまは説いております。
原因がないと思われるとき、結果がないと思われる時『すべての結果には必ず原因がある』という因果の道理を教えております。
【いつどこでも変わらない大宇宙の真理が「因果の道理」なのです】。
生きる上で「因果の道理」は非常に重要とされており「因果の道理を否定することは仏教ではありません」
「因果の道理」は仏教の根幹であることを知って下さい。
「道理」とは三世十方を貫くという意味で
「三世」とは、過去・現在・未来のことであり
「十方」とは「東・西・南・北・東南・東北・西南・西北・上・下」には無数の仏があると言われ、その全ての仏の師匠が阿弥陀如来です。
釈迦がこの世に出現されたので釈迦の浄土はこの世であると。
どん底に落ちるということは
私のブログを読んでくださっていた方はお分かりかと思います。
「全て悪いたねをまいたからである」ことにお気づきでしょう。
いつどん底に落ちたかはしばらくたち少しツキが落ちたかなくらいの思いが、いつの間にかくだる坂道は早いです。
いくら這い上がろうともがいても一旦転げ落ちた坂道はいばらで容易には登ることができません。
出口は見えず、前途は暗い闇の中と一緒。
八方総ふさがり状態で、自分で蒔いた悪業の種の芽がそこら中に出ているのです。
では、どうしたらこのどん底から抜け出せるかというと
私が仏教を学び、教えて頂いたことは・・・・・
「なにもしないこと」が、善いたねをまいていると教えてくださいました。
考えてください、八方総ふさがり状態で何をしても欲が裏目に出ます。
何をしても思うようになりません。
良くなりたいこれも「煩悩の一つ(欲)」から出ていることです。
自欲だけが「ああもしたい、こうもしたい、」この時は何をしても無駄です。
人間の煩悩を思い出して見ますと、三毒に【「忍辱」にんにく】というものがあります。
「忍辱とは」忍耐強く、怒らない。
怒ったり、自暴自棄にはならない、悪業のたねを蒔いたのは自分です。
あいつのせいでこうなったとか、自暴自棄に絶対にならず全ては自分が蒔いた悪い種が芽を出したからです。
この芽は誰も刈り取ってはくれません自分で刈り取ることです。
耐え忍ことです。
根気よく毎日掃除をして見て下さい(掃除は仏道の基本です)
偉そうなことを言っておりますが経験があるからこそ人に伝えることができるのです。
どん底は、長い道のり
朝の来ない夜はない
春の来ない冬はない
この世は無常、明日何が起きるか分かりません忍耐強く待つことです。
くどいようですが、お祓いしても何をしてもこの「因果の道理」はピクリともしません。
「因果応報」とは「因に応じた果が報う」ということであります。
「自因自果」他人のせいにしない
これは言うなれば自分の造った煩悩です。(こちら)
親鸞聖人がおっしゃった脱出方法、懺悔をすることで煩悩が歓喜の喜びに変わる「煩悩即菩提」が一番の方法かと思います。
しかし懺悔だけではどうにもなりません。
煩悩を消すことは一生できません、煩悩は死ぬまで持っていくことになります。
【お釈迦さまが勧める懺悔】
お釈迦さまは
「悪いことをしたら懺悔しなさい」と勧めており
お釈迦さまは「真の心を持って懺悔」をすることと教えております。(こちら)
悪い行いをしたとき、そのことを「天に恥じ自分に恥じ、地に恥じ他者に恥じ」懺悔することが必要かと思います。
次回は「煩悩即菩提」歓喜の喜びを書いて見ます。
お釈迦さまが教えてくださった、壊れない絶対の幸せをつかんでください。
ジュエリー・ニシオカ
にしおか まさる
世界中の子供が皆健康で幸せでありますように。
私を嫌う全ての人が幸せでありますように。
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