ダイヤモンドの購入時にも当てはまる大切なことであります。
安いと思って購入されても、インクルージョン、レーザードリル、であったり表面の傷、これらはすべて減点の対象です。
第470回
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
前回はお客さまが経験されたダイヤモンドの査定について投稿致しました。(こちら)
ダイヤモンドの査定は「LINEで査定ができる程簡単ではない」はありません。
ダイヤモンド売却の基本はお店に行くことです。
ダイヤは究極の査定と言って良いでしょう。
4Cだけではおおよその査定しかできず、それすらできない買取屋さんもおられます。
枠からダイヤを外すことでダイヤの本当の姿が見えます。
「特に鑑定書がない時」安価になります。
鑑定機関によってお持ちの鑑定書は参考程度としての扱いに。
(中央宝石研究所、GIA)の(ソーテイングレポート)以外は業者間では通用しません。
5年以内のこちらの鑑定書が付いても難癖をつけ安価になるところもかなりあります。
インクルージョン、レザー・ドリル・ホール、蛍光性、は重要な部分であります。
ダイヤモンド買取
鑑定書があっても「中央宝石研究所、GIA」以外は(安価な査定)
鑑定書がない。(安価な価格)
その理由として、ダイヤの鑑定に明るくない、又はできない結果店舗が損しないようにすごく安価で買取る。
鑑別書と鑑定書を同じものと考えるお客さまが多く見られ全く別物です。
下記は「鑑定書、鑑別書」、両者の簡単な説明です。
☆鑑定書には4Cと蛍光性が記載されております。
☆鑑別書にはダイヤモンドであると記載されており、ダイヤモンドであるというだけで4Cの内容はありません。
☆ダイヤモンドの品質によって鑑定書か鑑別書に分かれているようです。
弊店でのお買い上げには中央宝石研究所鑑定書もしくは(ソーテイングレポート)でお渡ししております。
カットはとても重要
カットの総合評価でグレードが決まり4Cの中でも唯一人の手によってつくられ高度な職人技が要求されます。
トリプルエクセレントはダイヤの中でも際立って輝きます。
プロポーション「フイニッシュ(仕上)」
ポリッシュ「研磨」
シンメトリー「対称性」が悪ければ均一に光輝きません。
ポリッシュとシンメトリーと、プロポーションの評価をあわせて総合的にカットグレードが判断されます。
ダイヤの中でもカットは重要な役割を果たしており、ひとっでも欠けますと光が放たれいるような輝きや煌めきが生まれません。
以前へ弊店に持ち込まれたダイヤモンドのテーブル面(ダイヤの表面)が鈍くぼやけて濁っており、輝きがなくダイヤの研磨で見違えるように光輝きました。
ダイヤの中が曇っている状態は研磨しても輝きは出ません。
ダイヤを枠から外すことで、小さな傷、小さな欠け、カットの良し悪しが見えてまいります。
4Cで、カラーとクラリティは生涯変わることなく、重量はふえることも無く、リカットにより減ることはあります。
H&Cとはダイヤモンドを専用のスコープで見た時に、尖った底面(キューレット)側にハート、平らな表面(テーブル)側にアロー(矢)が見えます。
優れたカットプロポーションと、水準以上の整ったシンメトリー 対称性を持ったダイヤモンドのみに現れます。
簡単な説明でしたがラインでより良い査定出来ると思いますか。
ラインで簡単に査定それはお客さまの商品をないがしろにしているからであります。
すべての店舗ではないでしょうが絶対おこなってはいけません。
査定では必ず裸石で査定していただくのがベストです。
もっと簡単に言いますとダイヤの大きさ(キャラツト)に応じた「ダイヤの直径、上下の長さ」が分りません。
しかし縦爪ならノギスではかりおおよそわかります。
特にメンズリング枠に埋め込まれているダイヤは、テーブル面の8割位しかでておらず後は全て隠れておりわからないと一緒です。
ペンダントにも同じようなことが言えます。
これで査定するのは驚きです。
以前外してダイヤがいびつであったこともあります。
もし外して2mm違いますとカット評価は下がります。
ダイヤモンドの購入時にも当てはまる大切なことであります。
安いと思って購入されても、インクルージョン、レーザードリル、であったり表面の傷、これらはすべて減点の対象です。
出来るだけ簡単に書いたつもりです。
前回、今回と仏さまから離れたブログを書きました。
仕事のことを投稿しますとツイ煩悩が出ますので書きたくはないのですが書いてしまいました。
また当分の間書きません。
生きとして生けるものすべてが幸せでありますように!
他の人より「金、プラチナ、ダイヤモンド」にチョット長く携わっている普通の人間です」。
今日も長くなりごめんなさい。
ジュエリー・ニシオカ
にしおかまさる