過去の悪業には恐れることはありません（慚愧懺悔六根清浄）

Last Updated on 2022年1月29日

第425回

いつもお読みただきましてありがとうございます。

お読みになり実践することでご神仏さまから「徳」をいただけるものと信じております。

 

人の心は変わるもの

人にはいろんな顔があり、憤怒の顔、悲しみの顔、つくり笑顔、幸せの顔、人の顔とはそのまま今のあなたの心を鏡に映し出しているとお考え下さい。

前回お話ししたように「心は常におだやか」であること。（こちら）

[心]おだやかでない時にはいつも意識をし「心の中は本日もおだやかです」、それは必ず自分への言霊となりいつもおだやかになります。

魔法の言葉であり、いつも「心はおだやか」となります。

 

おだやかな顔がいつも人を幸せに、やがてそれは自分に返ります。

 

人々が幸せや安らぎの境地に至る道として【六波羅蜜（ろくはらみつ）】があり（こちら）大切なことは布施とあります。

布施とは「布」は分け隔てなく、「施」はほどこすという意味です。

すべてに等しく、施しをする人は、受ける人の心も清くなければならないということです。

 

【1.布施（施し）みんなで力になろう　２．持戒（戒を守る）　みんなで決まりを守りましょう。３．忍辱（忍耐）　みんなで辛抱しあいましょう。４．精進（努力）　みんなで励む心を養いましょう。５．禅定（心の統一）　みんなで静かな心を保ちましょう。６．智慧（真智）】

　以上の六つの正しい行いを六波羅蜜と言います。

 

☆六度万行、六つ全て行うことは大変かと思います。

しかしお釈迦さまは、六つのうちどれか一つでも実行することで、六つすべてを行ったことになると教えています。

中には、自分の悪業に怯え死後の世界は「六道の地獄道」のどこなのか？

 

六道とは【地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間（＝いわゆる人間界）・天上（＝いわゆる天国）】。

この六道のひとつが「地獄」なのです。

 

肝心なことは、犯した罪や穢れにいつまでも恐れることなく心から反省をする。

自分の犯した罪に気がついたなら、諸々の罪は天に恥じ入り自分に恥じ、悪業は地に恥じ入り他者に恥じてください。

今後一切悪業はしないと自分の心に誓いをたて、毎朝、目覚めたなら生きていることに感謝をして今（いま）を生き抜くこと。

 

六根清浄大給の詞を理解して下さい。（こちら）

不浄を見ても　不浄を見ず、不浄を聞いても　不浄を聞かず、不浄を嗅ぎて　不浄を嗅がず、と・・・

此の時に清く潔きことあり（そのよう思うことが心をおだやかに保つ秘訣）諸々の法は影と像の如し（いろいろ嫌なことも実体のないものです）

清く浄ければ仮にも汚るる事こと無し（清いから汚れることは無いんですよ）

皆花よりぞ木実とは生る　我が身は則ち六根清浄なり（神という花のように美しいものから生まれた私は六根清浄なり）

此処で初めて「六根清浄大祓詞」の意味が理解できると思います。

 

何が有っても心の中には「負の想念」は入れないことです。

いつまでも自分の犯した業を背負うことで「負の想念」を持ち続け、「正しい想念」が持てなくなりるからです。

分かりやすく言いますと

幸福と不幸　　成功と失敗

順調と困難　　健康と病気

これら全て対立して、この負の思想を抱く限り、怒り、憎しみ、悲しみ、恐怖は決して心からは消えません。

 

心底反省をしたなら自分の人生においては不運も不幸もなく、罪も罰も無い。

幸福とは時には不幸の顔して訪れます。

 

いま何故このような不幸が突然訪れたかを考え、一体大いなる何かは私に何を伝えたいのかを理解することで人生に不幸は無く、すべてを理解することで、幸福を引き寄せます。

人生には偶然はあり偶然に見えても必ずそこには何かがあります。

わたした大いなる何かに導かれており、大いなる何かに育てられているのです。

生きとして生けるもの全てが幸せでありますように！