今は昔「昭和の東京穀物商品取引所-2」私の人生摩訶不思議

Last Updated on 2022年8月26日

第448回

いつもお読みただきましてありがとうございます。

 

赤いダイヤ(東京穀物商品取引所)は(こちら)、仕事の原点でありこの世界を覗いていなかったなら人生は大きく変わっていたでしょう。

北海道上砂川から茨城県勝田を足場に東京日本橋の会社へ、それも偶然新聞応募で。

 

「運命とは思い一途で叶い試される」と知りました。

入社して初めて夢に抱いていた「赤いダイヤ(商品取引)」と知り、そのころは偶然と思っておりましたが、この世には偶然などと言うものはないというのが仏教を知ってからの考えです。

 

来る日も来る日も顧客帳簿とにらめっこ、自分は帳簿付けるために東京にきたのではない。

直属の上司を飛び越え市場部長に取引所に行かせてください叶わなければ止めます(辞めてもいいよと言われたらどうしよう)翌日から東京穀物商品取引所に。

 

取引所は立合い時間が決まっており一日の早いこと。(こちら)

苦しかったのは一度、あとは毎日が楽しく週に5回は毎日のように友達と終電近くまで飲んでおりました。

 

苦しみの一度とは、自ら相場に手を出し、それも場立ちになってからではなく補助員時代。(こちら)

今から50年以上も前、小豆相場に手を出し当時のお金で七日ほどで8万円程損を。

給料は1万5千円。

 

此処は一旦整理をしようと損金は父母に借用書を差し出し損金の穴埋め、借用書には2度と相場に手を出さないと書いた証書が40年たった頃返してくれました。

 

奢りの自分と両親への感謝でした。

母は商品取引の会社は山師のようだと最初から反対しており、此処は一旦母を安心させるため茨城県の日立製作所に入社を足掛かりに東京に行くと最初から決めておりました。

翌日から取引所へ行く事が叶います。

 

お陰で他社の場立ちの方に応援され運良く最年少の場立ちになることもできました。

 

どなたにも言えることは、誠心誠意尽くしたことは必ず良い結果を生みだします。

 

場立ちになった8月半ば~後半頃でしょうか、にわかに取引所があることをきっかけに立合い前にざわついております。

 

何とその日は前場第一節からストップ高。(こちら)

理由は「北海道、帯広」に霜が降りたという天気情報が取引所に掲示され、連日のストップ高の勢いは3日位続き、立合い場内に現れない出来高が更新されます。

 

場内に現れないというの各社上手に「売りて買い手」が成立しているからです。

 

お客さまの売り手、買い手が100%揃うそんな偶然は絶対にありません。

必ずそこにはいつも少ない方に自社玉で立ち向かいます。

全ての会社がそうだというのではなく半数近くはそのようです。

 

取引所では一日が終わり、片玉だけが表示されこの片玉が場勘定として清算され、取引所での片玉は場勘定を少なくするためにも必要なのかも知れません。

このようなストップ高には自社で利食いをしようと売り手があったなら、場に出さず会社がお客さまの売りに向って買うのです。

これを自社玉と言います。

お客さまが儲かって辞めない限り最後には会社が儲かる仕組みとなります。

 

だからビルが建つのです。

 

これは違法でもなく、後に私の在籍期間後半は自社玉の制限は顧客全体の10%となります。

 

まえにも書いたのですが、商品取引は絶対に最初から金額は決めその範囲以内なら損をしてもあきらめて止める。

絶対、深追いをしないことが相場に勝つ方法です。

 

自分の意志を強く持たないと必ず損をし、人の欲は机上で一度儲かるとそれに増してお金をつぎ込み最後には大損いたします。

これが私が見てきた欲の張った人の姿です。

ゴメンナサイ!

 

霜が降りると「小豆、大手亡豆」、軒並み値上がり致します。

北海道穀物商品取引所、東京穀物商品取引所、名古屋穀物商品取引所、大阪穀物商品取引所、神戸穀物商品取引所、いたるところでストップ高を示しております。

相場には絶対は無し、しかし考慮しここは明日も高いと判断すると手張りを「自分で相場を張る」ことを言います。

もちろん会社からしてはいけない行為とされております。

 

この天候相場は明日の予想も考えなければ絶対相場には勝てません。

午前中ストップ高で午後は一転してストップ安になることも何度もあります。

『自分で確信が持てたなら手張りもいたします』

場立ちの中でも手張りの方が結構見られました。

 

ストップ高は場内どこの会社を見ても買い手しかありません。

私の勤めていた会社は玄人のお客さまはおらず、全て素人、悪く言いますと営業マンの言いなり、営業マンは手数料欲しさにムチャします。

 

後に、名古屋に転勤になり始めて「玄人筋の人」見え常務からこのお客さんの全てを任されます。

 

相場の玄人(仕手筋)は上手い本当に関心いたしました。

いつか名古屋でのことを書いて見ます。

 

自社から売りの手が私に入り、その時は一切私は市場で売りの手は出しません。

他社の方は私が何枚売るか補助員を見て知っており、立合いが終了しますと私に売って欲しときますが売りません。

本当にいつもお世話になっている方にその一部を分けてあげます。

 

以前の8万円の損は取り返しができます。

 

私は株式相場のことは分かりません、小豆相場は損して勉強できました、損して初めて相場のほんの一部がわかったようです。

 

日々、ワクワク

自分がテレビで見ていた「赤いダイヤ」の光景を目にします。

 

しかし心の中ではこれは「天候に左右された天候相場で仕手戦ではない」と否定している自分がおります。

 

本当の仕手戦を見たい。

転勤先名古屋で訪れます。

 

他の人より「金、プラチナ、ダイヤモンド」にチョット長く携わっている普通の人間です。

 

ジュエリー・ニシオカ  

    にしおか まさる

 

世界中の医療従事者の方が皆健康で幸せでありますように。

 

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