お彼岸はこの世とあの世を今一度お考えになる日でもある
第413回
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
お読みになり実践することでご神仏さまから「徳」をいただけます。
ひと月ほど前にお盆を迎え、ご先祖さまとの楽しい日々を過ごし、すぐにお彼岸がやってきます。
お彼岸は秋分の日を中日に前後3日間で7日間をお彼岸と言い、お盆とお彼岸の違いを意外と知らない方が多くおられ、私のブログでは簡単に違いを投稿してみます。
違いを知ったのは10年程前かと思います。
お盆は、ご先祖さまが郷帰りをする日であり、私たちも郷帰りをしてご「先祖さまのあり日を思い出し」楽しいひと時を過ごします。
13日は家族でご先祖さまを玄関で迎え火を焚き、16日には又送り火を焚きご先祖さまをお送りいたします。
「迎え火は嬉しく、送り火はやはり寂しさがわいてきます」
ご先祖さまを大切に思う心が親から子に、子から孫に、さらに末代まで伝えられ家運は繁栄いたします。
ご先祖さまは、忘れられ去られることを嫌います。
私たちも家族、友達から無視されたら悲しいのと一緒です。
私たちが何故今ここにいるかをお考え下さい、全てご先祖さまがあってのことです。(心の中でありがとう)
お彼岸とは秋分の日を中日として前後3日間をお彼岸としており、春分の日と秋分の日はともに「太陽が真東から上がり、真西に沈む」極楽浄土は真西にあると言われており、あの世とこの世が一番近くなる日と聞いたことがあります。
お盆も、お彼岸もご先祖供養致しましょうと言うことであり、お彼岸の日には(おはぎ)が良くごスーパーで目にいたしませんか。
「春の彼岸ではぼたもち」「秋の彼岸ではおはぎ」と言います。
同じ食材でありながら違う理由は「春の牡丹の花、秋の萩の花」これも色々な説があり、春の小豆は硬くなり、つぶしこすことで食べやすく、秋の小豆は柔らかくそのままで食せると言います。
春のお彼岸ではぼたもち、秋のお彼岸ではおはぎと呼ぶようになったと言います。
お彼岸は「波羅蜜多」から来たと言われ」煩悩と迷いの世界である【「此岸」しがん】にあるものが、
「六波羅蜜」(こちら)の修業をすることで「悟りの世界」それは【「彼岸」ひがん】の境地に到達されると言われます。
この世では、目の前にある数々の執着、煩悩を消し悟りの境地に達しなければなりません。
大切なことは今を生きることに感謝をする事です。
実は浄土真宗ではお盆は行いません。浄土真宗の教えでは亡くなられてすぐに阿弥陀如来さまの極楽浄土いかれるので他の宗派のように、亡くなられてあの世で修行する必要が無いと言う教えであり、大げさに仏教上ではお盆は行わないと言う教えです。
仏具店では、浄土真宗の教えはいつもご先祖さまは阿弥陀如来さまのおそば極楽浄土におられるので、いつでもご仏壇におられるのでお盆はなく、仏教では「盂蘭盆会」をお盆として法話をなされるとお聞きいたしました。
又神棚も置いてはいけないと言います。
しかし私の聞いた話では多くのお寺さんでも「神棚」はお祀りしておられるようです。
我が家は浄土真宗で神棚を祀り、お盆も行い、ご仏壇には宗派の異なる仏さまがご朱帳にたくさんおられますがあまり気にしないようにしております。
仏さまのお供え物は、おさがりとしていただくことでご利益があると言われ、これは仏さまだけでなく神さまからも同じことで「神饌」と呼ばれ有りがたい神さまからのおさがりものであり、我が家ではご神仏さまからのおさがりものは全員でいただいております。
お供え物はありがたくおさがりをいただくようにしましょう。
今回は第256回を加筆させていただいております。
生きとして生けるもの全てが幸せでありますように!
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