父母の恩
第265回
いつもお読みいただきまして心から感謝申し上げます｡
9月11日にお彼岸と題して、ブログを投稿してからお彼岸の中日も終えお彼岸も今日明日とで2日となりました。
私も21日にお墓参りご先祖さまにお線香をあげて、お墓参りが済んだ後のさわやかさは何とも言えません。
これってきっとご先祖さまと何か目に見えないつながりで心が癒されているのではないでしょうか？
お彼岸の7日間は中日がご先祖さまに感謝し、その前後６日間は人が生きていくうえで善悪の行動を判断して、正しい行いをするための六波羅蜜の6つの行いを一日に一つずつ行うそうです。
私は父を亡くし昨年18回忌を行い、いつも弘法大師の【父母の恩】というお言葉を思います。
それは「我れを生じ、我れを育するは父母の恩、天よりも高く大地よりも厚い」私たちを育てて下さった父母の恩、愛情というものは（大空より高く大地よりも厚い）ということです。
母の恩「母の情けを性命（いのち)となす」この言葉は仏説父母恩重経を見ますと、人それぞれ感じ方は違うかも知れませんが懐妊され10月10日わが身をけずり出産されたことを項目別で書かれております。
この父母恩重経は、お経のように難しくはなく理解しやすく、一度読んでみますと家庭内暴力等は少なくても今より無くなると思います。
徳川光圀は、誕生日は祝うかもしれないしかし、この日こそは自分が亡き母上を最も苦しめた日であるから、それを思うとご馳走ずくめで祝う気にはなれず、母上の出産の苦労を考えるとせめてこの日だけは粗末な料理で母の恩に感謝してみたいと言われたそうです。
私の母は健在で今は施設の方で生活しており、このコロナ渦の状況では訪ねることも出来ません。
この「父母の恩」という言葉を知つてからはお墓詣りに行っても、朝夕仏壇でのお線香とお経も丁寧になり父の位牌に必ず感謝の言葉を掛けるようになりました。
写経もこのお彼岸はいつもより多く写経いたしました。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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