弘法大師(空海)・仏性伝燈国師(道元)
第269回
いつもお読みいただきまして心から感謝申し上げます。
弘法大師さまは、(真言宗)本山 金剛峯寺
一切の万法はみな心より生ずる
悟りとは(あるがままの自分の心を知る)平常心になる事、怖れも欲も迷いもなくあるがままの心、
悟りを求めない限り何度生まれても、何度死んでも本当の事は分からないと言っております。
道元さまは、
仏道をならうと言うは 自己をならうなり
自己をならううと言うは 自己をわするるなり
自己をわするると言うは 万法に証せるなり
万法に証せらるると言うは 自己の身心及び他己の身心をして脱落せしむなり
道元さまのこのお言葉で弘法大師さまがおっしゃっている事と言葉は違えどたどり着く先は宗派は異なっても思いは一緒なのかなと私は感じました。
私の理解では道元さまは、仏道の仏は平常心、道は仏の悟り、自己とは人より先に時代の先を見抜いた人を言うのではないのかなと?
わするるとは、般若心経の「空」ではないかと思い、
道元さまは(曹洞宗)本山 永平寺
万法(法)ここでは(現象)つまり
万法とは、般若心経の「眼、耳、鼻、舌、身,意」に触れるもの全ての事ですなわち経験であり「証」は悟りを意味すると。
このことは、弘法大師さまがおっしゃる「森羅万象」と同じではないかと私は考えました。
お大師さまは、真言宗の開祖であり中国の恵果阿闍梨さまから教えをいただき我が国に真言密教を広め、真言とは仏の真実の言葉、「森羅万象の裏に隠された秘密の原理を意味するそうです」。
もっと簡単に、私たちに分かりやすく理解できたことは道元さまは「悟り」=「万法」とは【眼、耳、鼻、舌、身、意」目の前い有る渓谷、谷川、臭い、鳥のさえずり、頬なぜる風、これらを言い、お二人ともに元は森羅万象「宇宙に存在する一切のもの」につきるのでしょうか。
身心をして脱落せしむなりは理解に苦しみました。
心身とも脱落すなわち「欲もなく、しがらみもなく、執着心もなく迷いのない心」と解釈しました。
このお二人は、生まれた環境がとても良く似て、高級官僚であり共にその官僚を袖にして出家しているところが素晴らしく、今の世襲時代ではありえないでしょう?
私は「すべてのものに感謝をして魂の浄化」をすることで悟りが少しでも分かればと思うようになり、この世での死はあの世での誕生、あの世での死はこの世での誕生と言います。
人は、前世での【因果応報】を清算するためにこの世に生まれ変わり、魂の向上をするためにこの世で修行しなさいという事です。
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最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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