故郷ー上砂川
第305回
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
12月2日この日は今年一番という冷たい雨が頬を撫でてくれI’m ok thank you日中温度も上がらず底冷えのする一日でした。
散歩もお休み本当に寒く夕方のニュースでは北海道岩見沢市の積雪情報があり故郷を思い出しました。
上砂川を思い毎年10月の下旬には雪が2~3回程降りますとその雪は根雪にかわり、根雪は翌年の春(3月上旬)まで残り道路の状態は今と比較の対象になりません。
今は除雪車が家の前、道路の雪までもとり除く作業をしてくれるので友達は除雪費用は掛かるが体は楽だと言っております。
氷点下20度近くまで下がるなかを毎日徒歩で登校したことが今になり良き思い出。
遠い昔ですが、4月の山の残雪を見計らい、長靴の上部分をベルトで絞め靴の中に雪が入らないように子供ながら工夫をしバケツを持ちザリガニを捕りに山に入ります。
ザリガニを捕っても2日間くらいバケツに入れているだけの事、何と可愛いそうなことしたかと思います。
山の水は冷たく素手でザリガニをとり、冬眠から目覚めた熊に出合うことさえあるというのに何も考えない子供の行動力、親からも行ってはいけないなどと言われたこともなく何とおおらかな時代でしょうか。
小学生で自分でお昼のおにぎりを作り、飲み物は山の(沢)天然水で、冷たく体が冷えるのでそんなに飲めません。
今でも鮮明に覚えているのはザリガニ捕りは200mくらいの山を目指し、山の谷間というのか、山間の沢から流れる奇麗な(雪解け水)本当に冷たく手でザリガニを捕まえるのですが手は真っ赤になり指先のひび切れは半端なく冷たくかじかんでおります。(かじかんでる、方言ですか?手足が凍った状態)
陽が差す谷間の雪解けからは「黄色い福寿草の蕾がこの時を待ちわびていたかのように白い雪の中から芽を出し陽ざしを浴び小さな黄色い蕾や花が至る所に咲いており」我が故郷は実に素晴らしい。
今は龍ヶ崎市が第2の故郷龍ヶ崎市も素晴らしいところで、すばらしい故郷を二つも持つ私は幸せ者です、故郷に感謝!
目を閉じると(小学4~6年生)頃「春夏秋冬」の記憶が今でも鮮明に残り、全ての季節が心の玉手箱一杯につまりこんな素晴らしい故郷を持つ自分は改めて幸せ者です。
上砂川たくさんの幸せをありがとう!
「春」雪解け後の野原一杯につくしや、たんぽぽの花が咲きたんぽぽは綿毛に変わりどこ行く当てもなく風に乗りフワリフワリ大空を目指して遊覧飛行。
「夏」短い夏は川での遊泳その隣を青大将(ヘビ)が水面に頭を出し泳いでいることもありました。
「秋」この時期は昆虫を探すのが楽しく中でも雨あとのキリギリスを捕るのが楽しく(キリギリスは濡れた羽を乾かすため鳴きます)音を立てず、抜き足差し足とは、キリギリスを捕るための言葉、音を立てると鳴き声が止まりどこにいるのか見当がつきませんので、15分ほど待つと又鳴き捕ることができます。
夜には籠の中でキリギリス、外ではコウロギがともに競ってのど自慢。
「冬」近くの山でスキー、春先には小さな雪崩が何度もそばで見ており今考えると鳥肌物です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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