須佐之男命(ヤマタノ大蛇退治)
第323回
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
須佐之男命は追放されてからどうなったかを書いて見ます。
須佐之男命は高天原(たかあまのはら)を追放されてからは出雲の国(島根県)肥の河に降りてまいります。
その河の上流から一本の箸が流れてきたのをひろい、この上流にはきっと誰かがいると考え上流へと昇ります。
絵本には昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでおりました。
ここでもこの一節を使わせていただきます。
河上には、おじいさんとおばあさんの二人が美しい娘を前にして泣いておりました。
老夫婦の名前は(アシナズチ・妻の名はテナズチ・娘の名前はクシナダヒメ)三人とも神の子であり、なぜその様に泣くのかと尋ねますとアシナズチは【私たちには8人の娘がおりましたが今ではこのクシナダヒメしかおりません】
須佐之男命はその理由を尋ねますとヤマタノオロチが毎年来て、娘を一人ずつ食べてしまい悲しくて泣いております今ではこの姫しかおりません。
これを聞いた須佐之男命はそのヤマタノオロチの「姿・形」を聞いて、よし自分がそのオロチを退治するので娘を私の妻にくれないか、私は天照大御神の弟で須佐之男命だと名乗ります。
老夫婦は目の前の男が天照大御神の弟と知ると畏れ多いことを申しました、娘はあなた様に差し上げますとなり、須佐之男命はそのオロチの姿を今一度聞くなり今から言うものを用意してくれ、
魔物は頭が八っ、尻尾が八っの化け物ですから手抜かりなく強い酒を容器に八っ用意させオロチが来るのを待ちます。
案の定オロチは容器に頭を入れて強い酒を飲み干しオロチは酔いつぶれ、この好機を須佐之男命は見逃すことなく自分の剣(十挙剣)を抜き頭と言わず胴体、尻尾を切り刻み肥の河は血に染まり血の河となります。
須佐之男命は自分の剣が欠けたことに不信を持ち、オロチの切り刻んだ、全てをくまなく探しますとオロチの尻尾から一本の剣が発見されます。
この剣はそののち姉の天照大御神に献上いたします。
天照大御神は弟の強くたくましくなった姿に大変お喜びになられます。
剣は現在、天皇家に伝わる三種の神器「草なぎの太刀」と呼ばれております。
約束通リに須佐之男命とクシナダヒメは夫婦となり「須佐之男命の六代目の子孫が大国主神」さまであります。
大国の命は(大黒様と呼ばれ)因幡の白うさぎに出てまいります。
伊邪那美の母が恋しいと泣いていた須佐之男命はヤマタノオロチを退治することになり、ヤマタノオロチは島根県雲南市(天が渕)に住んでいたと言われております。
出雲市に須佐之男命の名前での神社「須佐神社」大阪市には「須佐之男命神社」があり、このように神様の歴史を紐解きますと子供に読んであげた絵本にあります。
出雲市、大阪に行かれ「須佐神社」「須佐之男命神社」を思い出して頂けたなら是非参拝してはいかがでしょうか。(厄払い)
童話のような書き方で申し訳ありませんでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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