昭和の東京穀物商品取引所(赤いダイヤ)-7
第312回
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
場立ちになり売買の間違いは何度もありました。
ストップ高になりますと本来は買い手一色ですが、例えば会社から補助員を通して50売りと手指で注文がでます、補助員の手指を他の場立ちが見ており私をめがけて詰め寄ることが分かりますので、ここは絶対に売りません。(大勢につぶされそうになり危険な時もあります)
立合い終了しますといつも世話になっている方々、仲の良い場立ちに売ります。
場立ちは手張り(自分で相場を行うこと)をしておりますので絶対欲しいわけで、此処で大きな貸しが出来ます。
他にも例えば、他の場立ちが3枚売り違い足りない時には、私が間違えたようして会社に誤りその人から3枚買い(売りが足りないので買うことになり)ます。
このようなことは何度かあり、また逆の事も有りお互いさまでした。
結構場立ちは陰で助合います。
しかし「始末書」を先に書き、机に入れていること事態が本当に反省などしていなかったとなります。
多くの人と関係を築きたくても50半ば過ぎた方とはその関係はできません、そもそも相手にされません。
そのような重鎮が場立ちを暗黙の上で押さえているのです。
場立ちの会長、役員には試験の時以外はあまり口もききません。
特に会長は、いつも蝶ネクタイをしており姿勢を正し立合い中はピンと背筋を伸ばし高台(取引所の方がいる場所)のすぐ真下中央を陣取っております。
余談ですが、市場内の自分の立つ位置は決まっており、そこから移動することはなく、自分の会社の商いが中心となり高台から大きな独特の言い回しで決まり手が発せられ、ど真ん中に自分は移動して他の場立ちと相対します。(例)「決まり手とは¥9,990-か¥10,000-(¥9,990は売りが多く¥10,000は買いが多く)いずれかで約定されるという事です。
この行為は場立ち冥利でありもう一つこれより最高な場立ち冥利とは市場の中が売買で騒然となり、「例えば」補助員から200枚の買い注文が出ますと、他にも買い手が多い時にはどう集めても200枚は無理と判断し、そこで買ったと大きな声をあげることです。
その一声で高台は全ての売り方に対して(私がA社とすると)A社が全部買ったと言いますので他の会社は買う権利はなくなりこれが最高なのです。
しかしとんでもないことがB社から。
買ったと発したと同時に、一斉に売り浴びせられ、この時には仕手筋の会社は後どのくらい売りが有るか補助員を見てある程度読み、あと10枚くらいと読んでいたものが記憶では300枚ぶつけてきたのには驚きました。
次の節は暴落し、このような会社(仕手筋)の出方で相場が大きく動くこともあります。
買ったと宣言した以上は全てを買うのが決まりであり違法でもありません。
このような事を見ているので簡単には全部買った、売ったは余程い自信が有る時以外はしません。
しかし絶対間違えてはいけないことは納会の当限の建玉の整理、納会時に5枚の売りが建玉があったならその5枚は買戻しをするのか、あるいはそのまま渡すのが原則でこれを怠ることなくしっかり立合いまでに方針を聞いておきます。
一度納会で売りと買いを間違えた会社があり立合い終了後大騒ぎになったこともありました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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